だるまネコとナミ

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ナミは最近ワクワクしている。

少し前に、愛でねこがいなくなってしまった。嫌なことは続くもので、今まで一度も上司に怒られたことがなかったのに、急に何かと怒られるようになってしょんぼりしていた。
だけどその後、いいことは続くもので、前から取得しようと思っていた菩薩彫師免許取得の勉強代を会社が持ってくれることになったのだ。
それだけでなく、その話があったその日の帰り道に会っただるまねこがうちについて来たのだ。なんだかとても嬉しい。

だるまねこは目が見えないからいつも一緒にいる。自分では何もできないから会社にも一緒に行くのだ。

上司からは怒られたけど、目が見えないことを話すと菩薩彫師免許取得するのを条件に認められた。

お家で菩薩を彫っている間はずっとだるまねこはおとなしくしている。だけど、テレビを見たり、だらだらしていると、だるまねこは狂ったように泣き叫び、「菩薩はええんかー」と言ってくる。

そんな毎日を過ごしていると菩薩を彫る以外何もできず、自然とその技術は高まっていった。

半年がたち、ついに試験の日がやって来た。試験はすべて記述式で菩薩の知識について問われる。

ナミはまったく勉強はしてなかったけど、だるまネコが試験会場の外から鳴き声で教えてくれる。
「1問目はAやでー、2問目はCやでー、、」

もちろんだるま周りの人たちにはただのネコの鳴き声にしか聞こえない。

合格発表の日、だるまネコを連れて見に行こうと思ってだるまネコを探すと玄関にいた。

だるまネコはいつの間にか目が見えるようになったみたいで、にゃーっと鳴いてそのまま外に行ってしまった。

なんとなくもう見つからない気がしてナミは合格発表を見に行った

 

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