水圧を理解する
今回は水圧を理解できるまで書きます!
水深200m以上の深さにいる魚を深海魚と呼びます。
その深海魚たちは人間ではとても耐えることのできない水圧の中、なんか不思議な顔して生きています。
しかし水圧ってなんなのか?水圧が理解できると深海魚たちのあの顔の真意がわかるはず!
ということで調べていきます。
水圧とは何か??
水が物体や水自体に及ぼす圧力。
うん、わかるようでまったくわからない!普段実感できないからだよな。
お風呂入ってて、うわぁ圧迫されてるわぁとか感じないもんな。。
気圧も同じで、普段生活しててうわぁ空気に押されてるわぁとか感じないし。。
でもあった!子供の頃着衣水泳とかしてた時に、服がぴたぁーって張り付く感じ!
またはディスポ手袋とかして水の中に手をいれてみて下さい!むっちゃ水圧感じるし!
この感覚ですね、グーグル先生!
水圧が強いと人間はどうなる??
先ほどの例でなんとなく水圧は感じることができた。ではなぜそんなに感じることができないのか?これは体が丈夫だからですね。プール入ったら水圧で骨折しました!とかないし。この水圧によってモロに影響をうけるのが、気体なのです。
1リットルの空気を水深10mに持ってきます。水深10mごとに1気圧づつあがります。また海の上には空気がのっかってるので、1気圧プラスされ、水深10m時点では2気圧がかかっていることになります。
すると空気は水圧に負けて圧縮されてしまいます。すると半分の1.5リットルになってしまいます。さらに10m潜って20m時点にいくと3気圧がかかり、空気はあっというまに1リットル!
これが人間の身体だと考えると潜れば潜るほど身体の中の空気が圧縮され、ぺちゃんこになるのが想像できるかと思います。。
深海魚は水圧になぜ耐えられるのか??
先ほどの書いた通りまずは気体です。気体というと魚の場合、浮き袋があります。
深海魚でない場合、浮き袋には気体が入っていて、中の気体を出し入れして浮力を調整します。
また浮き袋は音を出したり感じたりする役割もあります。これはまた別の機会に。。
そして深海魚がこの浮き袋というなの気体を溜めてる装置をどうしてるかと言えば、もはや浮き袋を持たない!または油をその中にいれてるのです。
なぜ油なら大丈夫なのか??
人間における気体と気圧の関係とおなじなんです。
人間ははるか上空から積み重なる空気の一番かかる地上で生活しています。それが1気圧といいます。
空気に圧迫されてます。しかし、なぜ潰れないかというと人間の中にも空気が入ってるからですね。
外から押される分、内側からも押し返しているので現状維持!
深海でもそう、水圧で圧迫されつつも、内側から押返せれば問題なし!しかも一番影響されるのが気体なんだから気体がなければオッケーなんです。
同じ液体であれば問題なし!
しかし水圧はどんどん強くなるばかり、、いかに一番影響受けるのが気体といえども、水圧が強くなりすぎると個体にも影響してきます。
その細胞すらも壊すほどの圧力になります。細胞の元であるタンパク質を壊します。
深海魚は浮き袋問題を乗り越え、さらにこのタンパク質問題すらも乗り越えたツワモノなのです。
水圧も理解できたし、深海魚がなぜ深海で生きていられるかもわかったので今日はこの辺で。